
堺市北区北長尾町6-4-17
遺品整理した色々なものが、どのような方法でどこへ処分されるのかは遺族・親族の方は気になるところですよね。
故人が生前に大切に大事に使用していたモノですから、出来る限り全てのものを引き取り、処分などはしたくないでしょう。
しかし保管場所がないなどの「物理的な問題」や、故人をいつも思い出してしまうなど諸事情で引き取ることが難しいケースが多いのも事実です。
廃棄処分してしまえば、それ以外の利用価値は全くありません。
しかし、遺品の中にはもっと有用的に利用する方法があることをご存じでしょうか。
ある程度状態がよければ「リサイクル品」として価値がつけられるでしょう。
さらには、貴金属や宝石、ブランド品はたまた使用状態のいい家具などは買い取ってもらえる場合もあります。
では値段の付ける事ができない・買い取る価値が見出せないものは全て廃棄処分されてしまうのかというとそうではありません。
故人の暮らしていた地元の施設や、国内外を問わずボランティア活動の品として、使用できるものに関しては寄付をする方法もあります。
そのまま、廃棄処分されてしまうのを待つだけなのであれば、誰かのために少しでも役立つよう寄付にまわしてみるのもいいですね。
遺品を扱うリサイクルショップも存在しています。
遺品をリサイクルすることに抵抗感があるかもしれませんが、ゴミとして処分されるより誰かに使ってもらえたらその方がいいですよね。
遺品をリサイクルするということは、亡き人が大切にしていた物を、また他の誰かが大切にしてくれるということなのです。
遺族にとっては単なるモノではなく何よりも大切な「遺品」。
そんな遺品を丁寧に扱ってくれる遺品処理業は究極のサービス業ではないでしょうか。
遺品処理業者は、遺族がどんな思いでいるのか、遺品に対してどんな気持ちを持っているのかを、少しでも理解するために、「グリーフケア・グリーフサポート」についての研修を行っているところも存在しているようです。
(グリーフケア・グリーフサポート・・遺族のサポート方法で、死別を体験した人がどのようなことを経験し、どのような心の変化をたどりやすいのかを踏まえたうえで、具体的なサポートのあり方を考えていく方法論のことです)
それによると、死別を体験した人は、自分の周りのスピードが平常の時よりも速く感じることがありますので、グリーフケアを理解している遺品処理業者は、普段よりもゆっくりとしたスピードで、一つ一つ丁寧に扱うでしょう。
引き取った遺品をしばらく取り起きしてくれたり(気が変わったときのため)、きちんと供養をしてくれる遺品処理業者もいます。
親族のみで遺品整理をする場合についても、手元に置いておくもの、処分するものについて、身近な人と亡き人について語り合いながら、行うとよいですね。
亡くなった大切な人が愛用していた品々を、これからどのようにしていこうか、悩んでいる方はたくさんいるでしょう。
遺品供養の仕方にはさまざまな考え方があります。
そのまま大切に使うことが遺品供養になることもあれば、誰かに再び使ってもらうことが遺品供養になるという考え方もありますね。
宗教で供養をする方法もあるでしょう。
形を変えて(リフォームするなどして)、身につけたり、使用し続けたり、あるいは、換金して団体に寄付をすることが遺品供養になるという考え方もいいですね。
故人が、社会活動に力を注いでいた場合などは、「寄付」という方法はとても有効でしょう。
どのように遺品供養をするかは遺族の方の想いにそって、自由に決めてよいと思います。
最近では遺品整理の専門業者も、遺品の供養を行うところがあります。
大切な人の愛用していた品々を、他の不用品と同じように処分されてしまうのは悲しいですよね。
遺品の整理、回収を専門業者に依頼する場合は、それが遺品であることを伝え、その品が、引き取られたあとどのように扱われていくのか、あらかじめ確認しておくと安心できると思います。