散骨時にかかる料金や費用

散骨は維持費がかからず、子孫への経済的負担が少ないところが最大のメリットですね。

近年ではお墓を持つこと自体難しくなってきており、新しいスタイルとして選択する方が増えています。

では実際に散骨を行うとすればその費用はいくらかかるのでしょうか。

散骨にかかる費用は、散骨の方法によって随分差があるようですね。

ではその方法別に金額を確認していきましょう。

遺骨を粉砕し、自分で撒けば散骨費用はゼロになります。

遺骨を粉末状にし、個人が節度をもって行うことは違法にはなりません。

故人の意向に沿って比較的自由に場所を選べますが、許可のない私有地や公共施設には散骨ができません。

また遺骨は2mm以下の粉末状にしなければなりませんが、身内の骨を粉砕するのは精神的に辛いかもしれません。

その場合は粉骨専門の業者さんにお願いした方が良いでしょう。

郵送で送れば1週間程度でキレイな粉末になって返送されてきます。

その場合でもすぐに散骨しないで手元供養してもいいですね。

樹木葬の散骨費用

樹木葬はきちんと届け出された墓地でしかできません。

墓地への管理料という名目で毎年費用がかかり、墓地によってはこの管理費用を永代供養のように数十年分一括で支払うところもあります。

初期費用+年間管理費用×年数が樹木葬の費用になりおよそ100万円程度です。

お墓を持つよりは安く済みますが維持費が必要となりますので、遺族に負担がかかる場合もあります。

国内の海洋散骨の費用

自社で船を保有している業者の場合は比較的安価ですが、葬祭業者の提案する海洋散骨はオプションを等含むと高額になるようですね。

船をチャーターして身内だけで行うプランは30万円~50万円と費用も高く、他者と合同で行う「合同散骨」は相場が約10万円前後、業者に散骨だけを委託する「代理散骨」などは5万円前後が費用の相場になっています。

設備の整った船や、散骨前後のサービスが充実している業者は値段もそれなりに高いようです。

空葬散骨費用

飛行機から散骨する場合は飛行機をチャーターするので少々高額になり約30万円です。

また、搭乗人数に制限があるため大人数での搭乗は難しく、空葬とは言いますが実際は海洋上に散骨する形です。

日本国内では実施している会社が少ないので稀少価値の高い散骨になります。

ダイナミックな散骨で遺族も思い出深くなる一方、散骨ポイントが限定され天候に左右されます。

宇宙・海外での散骨費用

宇宙葬はバルーンで成層圏まで打ち上げ破裂させる方法です。

重量制限があるので夫婦2人分一緒にというのは無理のようですが、一人分費用は20万円程度と海洋散骨並に安く散骨することができるようです。

宇宙への憧れを抱いていた故人には最高の最期ですが、遺族は散骨した感が薄いかもしれません。

また海外で行う場合も散骨費用は日本とほぼ同じで、船や飛行機が多い場所は日本より安価で散骨できます。

日本国内から海外に散骨する場合は、渡航費用や宿泊費用等の方が高くつきます。

その代金がプラスされると平均して約80万円前後になりますね。

散骨料金の相場

では業者に依頼する場合で最もポピュラーな「海への散骨」料金を確認していきましょう。

海洋葬の費用では「船の手配」が重要ですね。

船舶料金、船長・副船長の手配、桟橋使用料、燃料、さらに乗船保険も含まれます。

○委託散骨:業者に散骨を委託し遺族が乗船しない場合・・3万~6万円
○合同散骨:他遺族と乗り合わせて乗船する場合・・10万円前後

○チャーター散骨:貸し切り乗船の場合
・乗船1~5名 12万~24万円
・乗船10名前後 14万~30万円
・大型クルーザー 20万円~(人数・船舶レンタル時間により変動)

○洗骨(1万円~)、粉骨(サービス~3万円)
○遺骨出張引き取り(5000円+交通費実費~)
○献花の用意(3000~2万円)
○散骨証明書(サービス~5000円)
○撮影(サービス~5000円)
○献酒(サービス~1000円~)

その他儀式が式次第に組み込まれている場合は別途費用がかかります。

業者へ散骨を依頼する場合は必ずオプションを含めた合計見積もり金額を確認して下さい。

明細をまとめたセット料金を提示される場合は、希望する明細がプラスされている合計額かどうか確認することが重要です。

一つ一つの項目について料金が明確に提示されている葬儀社を選びたいですね。

また、安さだけで判断しないことも大切です。

特に遺族が船に乗って散骨する場合は船のタイプもチェックしましょう。

できれば揺れが少なく、屋根のある「中型から大型船」がお勧めです。

スケジュールにも余裕があるかどうか確認できると安心ですね。